時代に取り残される建物

BACKGROUND

仕事や生活における「価値感の多様化」、さらには新型コロナウイルスの拡大に伴う「社会や経済、生活スタイルの変化」など、私たちを取り巻く環境は大きく変容し、「ニューノーマル時代」が訪れています。
その一方で、取り残され放置された土地や空き家などの問題が顕在化し、個人だけでなく、地域としての資産価値も失われつつあります。そして、少子高齢化、労働力不足、日本経済の低迷などが拍車をかけ、ますます放置化が進み建物が朽ち果てるかのように、地域の経済は衰退の一途を辿っています。

建物を活かし、地域を生かす

MISSION

そこで、私たちは、いま地域の大きな社会問題の一つである『使われなくなった建物』に注目しました。未来に向けどんな役割が備われば、この地域で輝き必要とされるのか仮説を立て実証と検証を繰り返しながら建物に新たな価値を創造していく「建物改造業」に取り組みます。
当社は、75年もの間、サッシ・エクステリア・住宅設備機器、内装インテリア、水道工事、空調工事など多岐にわたり請負をしてきた経験があります。それらの知識と技術、ネットワークをフルに活用し、建物という資産をリメイクすることで、新たな地域活性のカタチをつくりだす「門川ギルド」を設立します。

建物改造業がつくる未来

FUTURE

「門川ギルド」では、建物改造業を通して、建物の利活用と地域経済の活性化を掲げています。地域の「使われなくなった建物」が経済的な価値を生み出し、経済活動を行うことで、人が集まり、雇用が生まれ、地域が豊かになる。
建物は、明日の未来をつくる“地域の鏡”。
地域の課題を解決するだけでなく、失われた資産に新たな命を吹き込み、地域に新たな活力を取り戻す。当主旨に賛同いただく事業者と共創の精神で、地域に貢献していきたいと願います。

ゲストハウスという答え

PROJECT

「門川ギルド」では、放置された空き家問題の解決策の一つとして、一般の住居建物を宿泊施設に転用する「ゲストハウス」を立ち上げます。ゲストハウスの運営管理まで一貫した運用を行い、3年以内に10棟以上の自社所有ゲストハウスを目指しています。食事を提供しないスタイルにする事で地域の飲食店と協働の形を構築し、お土産品として企画開発するなど、ゲストハウスを核とした地域経済への波及効果が期待できます。
また観光客に、地域の良さ・魅力の再発見につなげ、地域の財産を活かした遊びコンテンツを創出するなど、さらにプロジェクトを発展させ、地域の魅力創出につなげていきます。

子供たちがワクワクできる未来をつくりたい

わたしは、かつて田舎は嫌だな。何にもないし、人と人との距離が近くて息苦しいと感じていた時がありました。
自分に子供が授かり、私が嫌いな地元がこの子たちの故郷であると、はっと気づいた時子供達に顔向けできないなと感じました。
建築業界に28年過ごしてきたわたしは、建物を通じて地域の未来を魅力あふれるものにできないか?と考えるようになりました。見渡すと『使われなくなった建物』がたくさんありました。
当時あった役割を終え、誰も使わなくなった建物は、わたしにはまだ可能性があるように見えました。その周りの土地や人、風土が建物に個性を与えている、その建物にある文化を継承し新しい価値を創造できれば、また光り輝くはずだと思うようになりました。
地域に必要な機能を持ち、多様な人の交流が生まれる場所をつくっていきたい。
よそ者、若者、バカ者が集まればきっと地域が面白くなる。そんな人が集う場所を地域でつくる事ができればワクワクが生まれると信じています。
『建物改造業』で未来をもっと面白くする挑戦やっていきます。